Message from the Instructor
書道は、ただ文字を書く技術ではありません。
心を整え、集中力と自律心を育む時間でもあります。
一画一画に丁寧に向き合いながら、子どもたちは「今この瞬間」に集中することを学びます。
SNSや情報にあふれ、他人との比較や評価、過去や未来への不安に気持ちが揺れやすい現代だからこそ、子どもたちが落ち着いて自分自身と向き合う時間は、とても大切だと感じています。
書道の時間は、静かな空間の中で心を落ち着かせ、ゆっくりと筆を運びながら、自分が「美しい」と思える作品を創り上げるひとときです。
この“集中して創る時間”は、心を穏やかにするだけでなく、深い満足感と喜びをもたらしてくれます。
また、日本語は、豊かな歴史と意味、美しい響きを持つ言葉です。
書道を通して、文字を書く技術だけでなく、一文字一文字に込められた日本語の美しさや、その背景にある日本文化の奥深さも感じてもらえたらと願っています。
About Me.
私自身、幼い頃に書道を習っており、教室に通った日々は今でも心に残る大切で温かな思い出です。
そして今、二歳の娘を育てる母となり、あの経験の意味をあらためて深く感じるようになりました。子どもが成長していく姿を見守る中で、「どんな学びの時間を与えてあげたいだろう」と考えるようになったのです。
それは、集中する力や忍耐力、そして心を落ち着ける時間を自然に育めるような体験でした。
その想いが、このアメリカで書道教室を始めるきっかけになりました。
私が子どもの頃に感じた、あの静かで満たされた時間を、今の子どもたちにも届けたいと願っています。
教室では、一画一画に丁寧に向き合い、自分の手の動きを意識し、正しい姿勢で座ることを大切にしています。
こうした小さな積み重ねが、子どもたちの心をゆっくりと落ち着かせ、自然なかたちで集中力を育てていきます。
私自身も一人の母親として、子どもが安心して学べる環境の大切さをよく理解しています。
安全であたたかく、そして「楽しい」と感じられる空間の中で、子どもたちがのびのびと自信を育んでいける場所をつくることが目標です。
また、書道を通して、日本文化の魅力にも触れていただけたら嬉しく思います。
日本語の美しい響き、文字に込められた意味や歴史――そうした背景を感じながら学ぶことで、単なる技術を超えた、心に残る体験になることを願っています。
春菜




